ゴールデン・ウェディング(Golden Wedding)

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ゴールデン・ウェディング(Golden Wedding):とうもろこし主体のベース・ウイスキーに、ライ麦主体のフレーバリング・ウイスキーブレンドした「金婚式」の意味をもつウイスキー。もちろん、結婚式で人気のウイスキー

〇カナディアン・シェンレー・ディスティラーズ社及びカナディアン・ギブソン・ディスティラーズ社:1945年にアメリカの大手酒類企業シェンレー社がカナダで設立した現地法人。ゴールデン・ウェディング以外はケベック州のヴァレーフィールドの工場で製造されていた。(今はゴールデン・ウェディングもヴァレーフィールドで製造)1981年に国内のビジネスマン・グループに売却され、1987年にはUD社が買収。1999年にパリサーとともにカナンダイグア社がオーナーとなる。
カナンダイグア社はアメリカが本拠地であるバートン・ブランズ社が直接の所有者である。名称を変更して、コンスタレーション・ブランズ社の子会社になる。
その後、2009年にバートン社はバーボンのバッファロートレース蒸留所のオーナーであるサゼラック社に買収されている。
コラムスチルに生産能力は年間2400万ℓ。

度数:40%
容量:750ml
値段:¥2800→¥3300→¥2350
輸入代理店:亀井商店→カメイ

日本では、もう販売していないがカナダではまだ製造、販売していて、根強い人気があるウイスキー。アメリカでも人気があったのが窺えるのが、下に載せた写真で分かる。
下のは、カナディアンではなくアメリカンブレンデッドウイスキー版のゴールデン・ウェディング。ゴールデン・ウェディングの販売元はシェンレー社なのだが、カナダのシェンレー社は名前と蒸留所が残っているが、アメリカのシェンレー社は1969年にアパレル会社に買収されて以来、シェンレー社の名前は消えていき、蒸留所は閉鎖された。下のボトルと上のボトル(1973年)は大体同時期のボトルになるのだが、下のボトルはシェンレーの名前が消えたが、ゴールデン・ウェディングというブランド名だけは消さずに残して販売をしていたみたいだ。(それほど、人気があったのだろう。)
因みに日本にも輸入されていたらしく、輸入代理店は明治屋だった。

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